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夏の自由研究

  • 2011年9月 4日(日) 12:03 JST
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カヤネズミ便り

鳥取県在住のカヤネット会員、牧慶子さんからのおたよりをお届けします。

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この夏、球巣探しを小6の孫娘と二人でしました。

2年前に、家の近くの空き地で球巣を見つけ、初めてカヤネズミの事を知り、会員になりました。
その時から、孫にカヤネズミの話をしたり、一緒に巣を見に行ったりしてましたが、その時は、孫は全く興味を示してはくれませんでした。
  
「今年の夏は、カヤネズミの巣を探して、夏の自由研究にしたら?」と、誘うと、そんなに乗り気ではなかったのですが、一緒に巣を探しに出かける事にしました。
暑い日差しの中を、町内のカヤが茂っている空き地や、昨年巣のあった畑の畔や、法面など、15か所探しましたが、カヤが刈られてたり、いなかったりで、町内では1つも見つけられませんでした。
その時、孫が「これだけ探しても、一つもないって事は、カヤネズミの住む所が無くなって、絶滅するかも知らんな。かわいそうに・・・」
「夏休みの自由研究にするから、一つくらいは絶対に見つけたいなぁー」と、やっと、その気になってくれました。
それから、「川原で遊ぼう会」のニュースレターに載っていた畠さんの「カヤネズミのお話」や、いぬいさえこさんの「くさのみち」を読んで勉強していました。
夏休みの終わる少し前に、隣町の河川敷で、やっと二つの球巣を見つけました。
その時の、孫の喜びようは、ほんとうに嬉しそうでした。
 
球巣の写真は撮れたのですが、カヤネズミまでは私たちには無理です。
隣町の水鳥公園にカヤネズミのはく製があったので、それを写真にしましたが、なんだか怖い顔の写真でした。
それで、畠さんを通じて、写真をお借りすることにしました。
孫が気に入ったのは、辻さんのカヤネズミのつぶらな瞳の写真でした。
辻さんには、快く貸して頂きました。ありがとうございました。
 
孫は、「カヤネズミの事、友達は、誰も知らんやろうから、教えてあげる。」と、自由研究をまとめ、学校に持って行きました。
こんな小さな事ですが、これで、一人でも、二人でもカヤネズミの事を知ってくれたら嬉しいなと思っています。
 
牧 慶子(まき けいこ)

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