鳥取県大山町にお住まいのカヤネット会員、牧慶子さんからお便りが届きました。
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1ヶ月前、図書館長さんが私の家に来られて、
「近くの保育所へ絵本の読み聞かせに行っていまして、この間は、『ねずみの嫁入り』を読んできました。
その時にカヤネズミの巣と本を持って行って子ども達に見せ、カヤネズミって言うねずみが居るんだよ、
日本で一番小さいネズミで、こんな丸い巣を造ってくらしているのよ、など、いろいろと話をしました。
そしたら、その後日、子供たちが公園に遠足に行ったんです。
そこで、5歳の女の子が『センセイ~、これ、あった~。』と、カヤネズミの巣らしい物を持ってきたので、見てもらえますか?」
と、図書館長さんが差し出されたのは、いつも探しているカヤネズミの枯れた巣でした。
館長さんいわく、
「子ども達に話をしてて良かった。やはり、若い子どもにカヤネズミの将来を託すのが一番ですね。」
「子ども達には、春から冬になるまでは、巣を見つけてもそっとしておいてね、と伝えてきます。」
と帰って行かれました。
保育所の子どもにはあの本はまだ無理だと思っていた私でしたが、
館長さんの他の絵本と結び付けてカヤネズミの話しをするという方法なら、
子ども達にもわかりやすいし、興味を持ってくれやすいので、素晴らしいと思いました。
私の住んでいる大山町の3つの中学校と2つの小学校にも本と巣を持って行って話をし、
それぞれ図書室や児童の目に留まりやすい玄関に置いていただきました。
さあ、これからですね、どうやって広めていきましょうか?
保育所に出かけていくのもいいということもわかりました。
そして、保育士さん・図書館長さん・学校の図書史書さんに、実際の青い巣を見てもらうのも良いでしょうね。
ぼちぼち、やってみます。
牧 慶子(まき けいこ)