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地域の文化祭

  • 2017年12月26日(火) 19:54 JST
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カヤネズミ便り
岡山県のカヤネット会員、石原八束さんからのカヤネズミだよりです。
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先日の地域の文化祭についてご報告いたします。
文化祭へは、「里山の宝物」をテーマに出品しました。
私は「カヤネズミの生活」のジオラマを作ってカヤネズミを紹介しました。
ススキ株のカヤ巣とカヤネズミ親子です。
チガヤで作ったバッタがわかりますか?
カヤネズミは自己流ですが、羊毛フェルトで作りました。本物を見たことがなく、写真を見てもよくわからないし、結局、桂川でいただいた缶バッジの幼獣を参考にして作りました。
幼獣を参考にしたのに一番大きなカヤネズミになったので、親ということに。同色の羊毛があまりなかったので、それぞれ個性的なカヤネズミ親子になりました。(本物はもうちょっと耳が小さいです)

文化祭の前日に作品を展示にいったのですが、同じく展示に来ていた地元のおばあちゃんたちがカヤネズミをかわいいとみんな集まってくれました。
カヤネズミ幼獣の写真にも文化祭の期間中を含めて反響があったようです。身近にこんな動物がいることに驚かれていました。
私はずっと米作りをしてこられたおばあちゃんたちがカヤネズミの存在を知らないこと、草バッタの作り方を知らないことに驚きました。

同じ地域といっても地区毎に山があって7つの地区に分かれていて、自分の住んでいる地区以外の人とは文化祭や夏の花火大会の時ぐらいしか交流できません。私の地区で米作りをしている方の中には、名前を知らなくても機械で稲刈りをしていると最後に出てくるネズミということで、存在を知っている方はいます。また、カヤネズミの保護活動をしているというと、「カヤネズミってなに?」と興味を持ってくれる方も増えてきました。

文化祭へは、ほかにもコブナグサ染めの首巻や伐採した木の木切れで作ったトナカイや蔓細工、「棚田のヒマワリ」の写真などを出品しました。夫の出品は、周辺で撮った10種類の蝶の写真です。ジャコウアゲハ、ツマキチョウ、スジボソヤマキチョウなど。

ずっとそこで生活している人にはわからなくて、都会からきた人間だからこそわかる「里山の価値」がいっぱいありますね。
地域の活性化や環境保全にささやかでも貢献できたらと思っています。

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