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坪井川遊水地にて植樹会を実施

  • 2018年1月 7日(日) 17:23 JST
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カヤネズミ便り

植樹会用樹木の苗325本を確認する筆者
 
熊本県のカヤネット会員、小林修さん(坪井川流域八景水谷研究会会長)からのお便りです。
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平成29年12月10日、熊本市北部に位置する坪井遊水地(ぽっかりと開いた都会の中のほったらかしの自然が残る、57ヘクタールの土地です)に植樹をしました。
今回は、地元の建設業関係者が主催する北部フォーラムの植樹会でした。
ここは、水田が土地収用法によって遊水地にかわり、その後昭和49年に「花のフェステバル」開催後空き地になったままだったところです。
その後、開発計画がおこるものの、せっかくの自然を残そうという有志の声が行政に届き、自然は残されました。

晴天の植樹会に約300人が参加(平成12年11月23日)
この土地に、私が会長を務める、「坪井川流域八景(はけの)水谷(みや)研究会」で植樹会を開催するようになったのは、平成8年からです。
「昆虫の集まるクヌギ林と、ヤナギの揺れる水辺にそだてよう!」という呼びかけに応じて、約600名の参加(子供から大人まで)で、クヌギ、ヤナギ、ネズミモチなどを植樹。
それぞれ、子供の成長記念だったり、家族の思い出つくりだったりで、楽しいイベントになりました。
その後も毎日散歩を兼ねて、自分たちの植えた木の成長具合を確かめに訪れたり、水をやりに通ったりと、愛着を持って育ててくれました。

新河川法(平成9年)に基づいて、この土地に植樹が可能になったのですが、私が国土交通省の河川アドバイザーであることから、前倒しで実現できました。
以来、2年おきに平成12年まで3回、3000本ほど植樹しました。
そんな中、平成17年の植樹会で、カヤネズミの巣を発見しました。
今年も植樹会を主催した北部フオーラムで、植樹前日の草取りの際にカヤネズミの巣を発見したのです。
それからは、大量の植樹は控えるようになりました。
熊本県にカヤネズミの保護を訴えて、カヤ刈りの制限をはかっています。

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