<東京都>


確認年 市町村 確認場所 発見物 発見時の状況等 情報のソース
2006 あきる野市 平井川河川敷 オギ、ススキにクズが混じる高水敷の川原。巣材はいずれもオギ。 川原で遊ぼう会
2006 あきる野市 平井川河川敷 水中〜水際のカヤ、20-30m幅の小群落のカヤ。蔓植物に覆われ、小さく孤立したカヤ 川原で遊ぼう会
2006 町田市 谷戸 周辺は田んぼ。一部休耕田。カヤ、ススキなどが茂る。 カヤネット
2006 八王子市 湿地 谷戸内の放棄水田跡。チゴザサ群落内。架巣植物はチゴザサ。 個人
2006 町田市 休耕田 休耕田。年2回程度草刈りする。巣材チガヤ、アゼスゲ(柱材としてヨシも使用)、サヤヌカグサ? カヤネット
2006 町田市 休耕田 谷戸の休耕田。毎年草刈りされる。サヤヌカグサ、チガヤが優先する湿地。営巣植物はアゼスゲ、サヤヌカグサ、チガヤ。 カヤネット
2006 町田市 休耕田 生体、巣 谷戸の休耕田。10年以上草刈りされていない。オギ、クサヨシ、ガマSp.などが優占する湿地。営巣植物はクサヨシ、オギ。1個に仔と思われる個体を2頭確認した。 カヤネット
2006 町田市 休耕田 生体、巣 谷戸の休耕田。例年2回くらい草刈りされるが、実験的に刈り残してもらった。生体の1個体はすぐに逃げたが2個体はじっとしていて逃げなかった。 カヤネット
2006 町田市 谷戸 多摩ニュータウン造成の残土を捨て谷戸を埋めた場所が放棄され、ススキなどの広い草原となっている。周辺ではほとんど見られないコガネグモやツノトンボなども生息している。草原の周囲を歩いていると、目の高さのススキの上にカヤネズミの成体らしきものを見かけた。草を伝って少しずつ奥へ逃げていった。 個人
2006 八王子市 谷戸 巣5つ発見。近くの谷戸でもいくつか見つけれているようです。 個人
2006 八王子市 多摩川河川敷 ヨシ原で発見。 八王子・日野カワセミ会
2005 青梅市 休耕田 谷戸の休耕田。ヨシ周辺に広がるスゲの中に営巣ヨシ、ツルヨシ、スゲ類、ススキの優占する草地とツルヨシ、ミゾソバが優占する草地。一部にヤナギ類などが生育。 文献1
2005 あきる野市 河川敷、放棄田 巣、成体、子 オギ、ススキにクズが侵入しているオギ原。巣のすぐ近くで発見。お腹がぷっくりとふくれていたので、妊娠中と思われる。尾をオギの茎に巻き付けて、ゆっくりと下に下り、草の中に消えていった。 カヤネット
2005 八王子市 谷戸 背の高いススキが密生している中 川口の自然を守る会
2005 八王子市 湿地 サンショウウオ保護のために管理しているビオトープの草刈作業中。2003-04年も発見。 川口の自然を守る会
2005 町田市 休耕田 巣、成体、子 年2回程度草刈りが行われる場所のアゼスゲと管理されていない場所のオギで営巣。 カヤネット
2004 あきる野市 河川敷 巣、成体 オギ・ススキ群落にクズ、オオブタクサ、セイタカアワダチソウなどが混じる約2000m2の高水敷。巣を見つけた直後に成体が巣の下を茎をつたっており、途中でぽとっと草の上に落ち、走りながら草陰の中に見えなくなる。 カヤネット
2004 八王子市 多摩川河川敷 オギの中。 個人
2004 町田市 休耕田 巣、成体 巣材:オギ2、一つに成体1。クサヨシ1。ヨシ+クサヨシ+セリ1。年2-3回の草刈りを行うそうです。 カヤネット
2004 町田市 放棄田 巣、成体 ヨシ、オギ、ガマ、チガヤ、セイタカアワダチソウ等が生育。 文献2
2004 あきる野市 河川敷 巣材:オギ(かなり細い葉も混ざっていた。ネズミムギか?)。12月初旬にどんど焼きのため草刈りがされ、正月明けにどんど焼きで焼かれたところ。 カヤネット
2003 あきる野市 河川敷 巣材:オギ、ススキ、ツルヨシ、クサヨシ、ギシギシの茎にオギの葉、ササ+ヨシ。 カヤネット
2003 八王子市 谷戸 谷戸。植生はイネsp。地面はぬかるんでいて、イノシシのサインがいっぱい。 個人
2003 町田市 水田 水田(餅米)のイネで巣。 カヤネット
2003 あきる野市 多摩川 オギ群落の中。巣材はオギ。いずれも古巣 個人
2003 日の出町 平井川河川敷 巣材:オギ。葉が枯れておりまばら。 カヤネット
2003 あきる野市 草地 お寺の天然記念物カヤの木の前の草地。 個人
2003 町田市 休耕田 巣、亜成体 巣材:オギ、ススキ、ヨシ、クサヨシ。ヨシ・オギ群落。成体は昼間、草の葉の上にいた。部分的に昨年夏頃から草刈りしていないエリアと数年間草刈していないエリアがある。2003年も確認。また聞き取りで「草刈り中セイタカアワダチソウの巣を刈り取ったらネズミが2匹逃げた」。 カヤネット
2003 武蔵村山市 湿地 巣材:枯れたオギの葉 カヤネット
2003 武蔵村山市 湿地 2002年も確認。ミヤマシラスゲで営巣。 個人
2002 あきる野市 多摩川河川敷 スゲに営巣。 個人
2002 あきる野市 水田地帯 巣、死体 顔と前足を出した状態。高尾博物館に寄贈。巣材:オギ、ススキ、トダシバ、ヨシ、カヤツリグサ科sp。 里山遊志
2003 町田市 休耕田 多摩丘陵の休耕田のカヤ原(オギ、セイタカアワダチソウなどが混生) 個人
RDB情報   「東京都の保護上重要な野生生物種−1998年版−」(東京都, 1998.)では、「Cランク」に指定。(「Cランク」:生息環境の変化によりAランクやBランクへの移行が危惧される種環境庁RDBの「希少種(準絶滅危惧)」に相当する種)

<文献>

No. 著者 発行年 タイトル(書名) 雑誌名(書名) ページ 発行
1 御手洗望・荒井悦子・今井多可代・神森文代・三好ゆき江・山口孝 2006 青梅市加治丘陵でのカヤネズミMicromys munutusの生息分布 青梅自然誌研究グループ会報 2   12-16  
2 黒田高綱・勝野武彦 2005 都市域の谷戸における草地管理とカヤネズミの営巣状況との関係 環境情報科学論文集 19   401-406 社団法人 環境情報科学センター