この度、カヤネズミ展及びシンポジウムが多摩動物公園で開催されることになりましたが、そこに実はちょっと期待を持ってもいいのかな、と私は思っています。
今でこそ環境教育の場と認識されるようになった動物園は、それでもまだ、多くの来園者にとっては憩いの場であり、エンターテインメントの場でもあります。
もともとそれほど生物や環境などに興味の無い人でも、家族や友人、恋人同士でふらっと来園し、それでいやがおうにも企画展と博物広告に目がいくものです。
動物園からのこうした情報発信は今に始まったことではありませんが、自分たちを取り巻く世界が人間だけではないあらゆる生き物で構築され、常に変化していくという美しくも厳しい現実を見つめることが出来る、一番手っ取り早いきっかけになるので、今後も続けていきたいと思っています。
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