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「カヤネズミとカヤ原にちなんだ川柳」受賞者の声

最優秀賞受賞 益田耕三さん

受賞のご連絡、ありがとうございました。

正直なところ「最優秀作」というタイトルにやや戸惑っております。
大変申しわけないのですが、わたくしはカヤネズミのなんたるかをほとんど知らないからです。
わたくしの趣味はバード・ウォッチングで、カヤネズミは観察の対象外なのです。
とほほ。

ただ、これまでに、カヤネズミの巣はずいぶんみてきました。
わたくしの観察対象の野鳥にヨシキリ類があり、彼らとカヤネズミはフィールドがやや似通っています。
また、時折、「これはなんの巣だろう?」と問い合わせを受けることがあります。
野鳥の巣だと勘違いされるものの多くはカヤネズミのそれです。
鳥類に限らず草類を編み込んで作る小型野生動物の巣の作り方は基本的にほぼ同手法だと思われますが、
カヤネズミの巣の編み込みは野鳥より緻密で複雑ですね。
前足が使える分、より精緻な編み込みができるからかもしれません。
(カヤネズミの巣と間違われやすいのは、ウグイスの巣ですが、これも草葉を編み込んでつくります)

申すまでもなく、ヒトを含め、すべての生き物はその種単独で生きていくことはできません。
特定種の衰えはそのフィールドを形成するすべての種の衰退に他なりません。

悪化の一途を辿る自然環境を守るためにヒトができること。
残念ながら、実はそれほど多くないように思っています。
今ヒトにできることのほとんどは常に自分のフィールドを見守っていることだけかも知れません。
見守るだけしかできないのなら、せめて一人でも多くの目で見守ってやることが大切でしょう。
多くの目で見ていれば、それだけ沢山の変化に気づくだろうからです。

自然を見守る目の輪を広げていく。
大切なことです。
カヤネズミ・ネットワークの方々の益々のご活躍を祈念いたします。
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優秀賞受賞 柳谷益弘さん

受賞の栄に感謝申し上げます。
昭和三十年代の実家である群馬県では、黄金色のそれはそれは小さなネズミを見ていたような記憶があります。
個体数も減少傾向にある希少な動物とは知りませんでした。
川柳を通じてこのような有意義な活動が知られ、広く保全の輪が広がりますように念じております。
ありがとうございました。
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優秀賞受賞 山桜桃さん

実家は二十年ほど前まで萱ぶきの屋根でした。地区で管理する「萱場」という場所があり、年に何度かは皆で手入れをしていました。
私が小学生の時に一度屋根の葺き替えをしましたが、それは大掛かりなものでした。
その後家を建て替える人が増えるにつれて萱場の管理をする人も減り、今では萱葺きの家は近所では一軒もなくなり、
萱場もすでに荒れてしまったそうです。
あの萱場にもカヤネズミが住んでいたのだろうなと、感慨深く思っております。
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優秀賞受賞 北秀司さん

私の駄句が優秀賞に選ばれて光栄です。
カヤネズミを身近に感じ広く認識してもらうには川柳、俳句、短歌等に詠われたり読まれたりするのが 一番だと思います。

これを機会に俳句と鼠の句を調べましたら
俳聖芭蕉の句に「餅花や かざしにさせる 嫁が君」
NHK俳句に「いねのなか カヤネズミのす みつけたよ」(なおき)
ねずみのことを正月三が日だけ嫁が君と表現する日本人の感性は素晴しいですね。
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優秀賞受賞 かややんさん

中学校の宿題以来、○十年ぶり(笑)にチャレンジした川柳で、賞がいただけるなんて本当に光栄です。
賞をいただいた句は、数年前にカヤネットの畠さんが、中池見湿地に来られた際、
ススキの株の奥で見つけた冬の巣(使い終わったもの)を、分解して私たちに見せてくれたときのことを思い出して作りました。
真冬には雪が上から降り積もりかまくらの様になった巣、フワフワの穂のお布団の中でカヤネズミの兄弟姉妹がくっついて
過ごしているのかなぁなどと想像してほのぼのとした気分になり、よりいっそうカヤネズミが好きになりました。
外見の可愛さはもちろんのこと、その暮らしぶりのユニークさも多くの方に知っていただき、
カヤネズミに関心を持っていただければ嬉しいです。
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優秀賞受賞 マコトちゃんさん

うわー、びっくりー!!!
俳句、川柳とも発句は初めてで、勿論どこかへ投句したこともありませんでした。
吉田拓郎さんの「夏休み」の曲が好きで、ついっと、頭に浮かんだ句です。
とても嬉しいです。有難うございました。
皆さんの活動が、多くの人々に伝わることをお祈りいたします。
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優秀賞受賞 べっちんさん

川柳を作ったのは初めてでしたが、私のカヤネズミとの出会いを思い返すと自然と出てきた情景でした。
といっても、満月の夜に出会ったわけではなく、普段は真昼間の暑い中、必死な思いで巣を見つけた、という思い出ばかりですが、
そんな過酷な場所も日が暮れると、カヤネズミは夕涼みをしながら優雅に月を見上げる事もあるんだろうか、と願望を込めて作りました。
素直に気持ちを書いた句ですばらしい賞をいただけて、とても嬉しいです。
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特別賞受賞 孫悟空さん

カヤネズミとカヤ原という言葉,この川柳を見て初めて知りました。
カヤネズミ、とてもかわいいんですね
出逢ったころの妻のようです
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*コメントは、到着したものから順次、掲載作業を行っていきます。

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最終更新日:: 2011年9月21日(水) 08:29 JST|閲覧数: 11,090

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