確認年 | 市町村 | 確認場所 | 発見物 | 発見時の状況等 | 情報のソース |
2008 |
西浅井町 | 湿原 | 巣 | 湿原内へのササの侵入防止のための草刈中に発見。巣材はヌマガヤ。周辺には、ノリウツギ、ミヤマウメモドキの灌木とヤマドリゼンマイの群落。 | 提供情報 |
2008 |
高島市 | 湿地跡 | 巣 | 積雪で点々と残ったススキの株に1個。周りはイノシシが掘り返した跡や鹿、ウサギの糞がいっぱい。植物は見る限り倒れたススキとワラビの枯れ草くらい。 | 提供情報 |
2007 | 高島市 | 巣、成体 | 古民家のカヤ葺き替えのためのカヤ刈中、1個の巣と中に2匹のカヤネズミを発見。 | 提供情報 | |
2007 | 日野町 | 水田 | 巣、成体 | 稲刈り中に子どもが稲の穂に巣を発見。子どもが「茶色いちっちゃなネズミがいた」と言っていたが、実物は確認できず。この水田では、2年前の稲刈りで生体を確認。 | 提供情報 |
2007 | 彦根市 | 草むら | 巣 | カマキリを探してススキの群落に分け入って、1つ発見。周辺のススキを編みこんでいた。ネズミの器用さとたくましさに感動。 | 提供情報 |
2007 | 米原市 | 自宅 | 巣、子 | 庭の蛇のひげに営巣。家の周辺に大蜘蛛がいるので蜘蛛の巣と思ったら目が開いていない子ネズミが3匹ほどいた。元のように丸くして蛇のひげの中に戻した。2日後に巣に親ネズミを確認したので子ネズミは安心かな? | 提供情報 |
2006 | 高島市 | 巣 | カサスゲで作られた比較的新鮮な巣1、カサスゲの純群落 | 提供情報 | |
2006 | 彦根市 | 巣 | カサスゲで作られたやや古い巣1、ヨシ・オギ・カサスゲ群落 | 提供情報 | |
2006 | 安土町 | 西の湖周辺 | 巣、成獣、幼獣 | 住民の方から、ヨシ群の中に巣のようなものがあり、中に直径1㎝ほどの変わったネズミ(おそらく赤ちゃん)がいると情報提供がありました。おそらくカヤネズミと考えられます。 | 提供情報 |
2006 | 安土町 | 西の湖岸 | 巣、子 | 新鮮な巣1。ヨシ原,巣材はカサスゲまたはオニナルコスゲ | 提供情報 |
2006 | 安土町 | 山本川河川敷 | 巣、子 | 新鮮な巣2、ヨシ・カサスゲ群落,巣材はカサスゲ | 提供情報 |
2006 | 日野町 | 放棄田 | 巣 | アゼスゲ群落で作りかけの巣を確認。巣材はアゼスゲ。 | 提供情報 |
2006 | 志賀町 | ヨシ原 | 巣 | 毎年恒例のヨシ刈りボランティアで。カサスゲなどで作られています。今回は刈り取り面積が少ないので、1個のみ。2005年も発見。 | 提供情報 |
2005 | 志賀町 | 休耕田 | 巣、子 | 巣材:ススキ、チカラシバ。1巣に子4匹。1巣は作りかけ。ススキの1つは一部シダ植物も混じる。 | カヤネット |
2005 | 高島市 | 造成地 | 巣、子 | ススキ群落に発見。1つに無毛の子3匹。 | カヤネット |
2005 | 甲賀市 | 巣 | 2004年も確認。 | 文献3 | |
2005 | 守山市 | 湖岸 | 巣 | ヨシ植栽地200m×20mに作りかけ含め20個。完成巣は3-4個。1つはヨシ群落内の、ウキヤガラが密に生育する場所のヨシ、1つはチクゴスズメノヒエが密に生育する場所のカサスゲに営巣。去年は確認しておらず、急に増えた印象。 | 提供情報 |
2005 | 東近江市 | 河辺林 | 巣 | 年1回刈り込みで草原を維持している場所。植生はメリケンカルカヤが優勢。巣材:メリケンカルカヤ | 提供情報 |
2005 | 大津市 | 巣 | 巣1個。チクゴスズメノヒエ群落内に単生したマコモに営巣。アカメヤナギの枝張りの下で岸から約4m離れる。 | 提供情報 | |
2004 | 彦根市 | 死体 | 採集個体。メス1、胎児7 | 文献2 | |
2004 | 大津市 | 休耕田 | 巣 | 比叡山中の湿地、まわりにはヌタ場あり。巣材はヤマアゼスゲだと思われる。 | 提供情報 |
2004 | 八日市市 | 川辺林 | 巣、生体 | 疎林の中。巣材:ナキリスゲ。巣に近寄ると鳴き声がした。 | 提供情報 |
2004 | 草津市 | 琵琶湖博物館の近く | 巣 | 琵琶湖岸、ヨシ帯の中。近くには田んぼ。 | 提供情報 |
2004 | 近江八幡市 | 湖岸 | 巣 | 湖岸より30m程内陸へ。巣材:トダシバ | 提供情報 |
2004 | 近江八幡市 | 湖岸 ヨシ原の辺縁 | 巣 | 巣材はヨシ、クサヨシ | 提供情報 |
2004 | 近江八幡市 | ヨシ田 | 巣 | 市民ボランティアのヨシ刈り中に発見 | 提供情報 |
2004 | 彦根市 | 野田沼 | 巣 | 巣材はよく覚えていない | 提供情報 |
2004 | 新旭町針江~深溝 | 琵琶湖岸 低湿地のカサスゲ・オニナル | 巣 | 巣材はいずれもカサスゲ・オニナルコスゲ。ここはいつも安定してカヤネズミの巣をみることができる | 提供情報 |
2004 | 新旭町 | 針江 湖岸 ヨシ原 | 巣 | 毎年発見しているので、市民ボランティアの人と、注意してヨシ刈りをしていたところ、発見。多数あり。良いヨシのところに多くいるようだ。2002年にも報告。 | 提供情報 |
2004 | 安曇川町 | 巣 | 提供情報 | ||
2004 | 高島町 | 乙女が池 | 巣材:ヨシ | 提供情報 | |
2004 | びわ町 | 用水路 | 巣 | 巣材:マコモ、アゼナルコスゲ。環境:マコモ群落、湿性草地。スゲ類とイネ科数種は穂をつけていたが種子はまだ。 | 提供情報 |
2004-03 | 西浅井町、五個荘町、永源寺町、高月町、水口町、朽木村、信楽町、山東町、八日市市、大津市、志賀町、高島町、安曇川町、今津町、マキノ町、米原町、近江町 | 巣 | 文献1 | ||
2003 | 彦根市 | 巣 | 文献2 | ||
2003 | 新旭町 | 湖岸 | 巣 | オニナルコスゲ・カサスゲ群落。今年のものだが,やや古い。 | 提供情報 |
2003 | マキノ町 | 知内川河川敷 | 巣 | 放棄水田に成立したヨシ群落(どれも比較的新鮮) | 提供情報 |
「滋賀県で大切にすべき野生生物」(滋賀県版レッドデータブック2005年版)で、「希少種」に指定。(希少種:県内において存続基盤が脆弱な種。) |
<文献>
No. | 著者 | 発行年 | タイトル(書名) | 雑誌名(書名) | 巻 | 号 | ページ | 発行 |
1 | 畠佐代子・夏原由博 | 2006 | 滋賀県におけるカヤネズミの生息適地要因 | ランドスケープ研究 | 69 | 5 | 549-552. | |
2 | 彦根市 | 2005 | 滋賀県で大切にすべき野生生物-レッドデータブックひこね- | 278pp. | 彦根市 | |||
3 | 畠佐代子 | 2008 | 近畿地方におけるカヤネズミの分布の現状 | 関西自然保護機構会誌 | 30 | 2 | 145-151 |
参考資料(更新作業中)
最終更新日:: 2017年9月26日(火) 11:40 JST|閲覧数: 13,220