コロナが落ち着き、自身の初の観察会でした。
お天気にも恵まれ、いざオギの中へ。
畠先生や周りの方々に案内していただき、点々とあるカヤネズミ達の巣を観察する事ができました。
姿は見えずとも、巣をあむ姿や草を噛む姿を想像し、とても愛らしく思いました。
落ちている巣を回収し中身を見てみると、ぎっしり詰まった細かい草やふわふわオギの穂が沢山でてきました。
動物園で飼育担当している際にも、細かく齧られた床材を寝床にしたり、球状巣を作っていました。
本能とは凄いもので、教えられてないにも関わらず野生でも飼育下でも環境があれば同じ行動が現れるんです。
そんなカヤネズミの本能に素晴らしいなあ、と感動しておりました。
住処が刈り取られてしまうという悲しい出来事もありましたが、大きな巣や最近作ったと思われる巣など観察する事ができ生命力を感じました。
今後もカヤネズミ達が健やかに暮らせるような環境作りの貢献に努めたいです。
永田 結香(ながた・ゆうか、千葉県在住)