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第74弾「カヤネット研修報告」

  • 2025年1月15日(水) 16:43 JST
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リレーエッセイ 11月3日、四日市四郷高校を会場にカヤネット研修会を行っていただきました。
前半はカヤネズミの生態などについて畠先生から講義していただき、後半は学校内でフィールドワーク!
実は春に、草刈中の職員が偶然カヤネズミの巣を発見したのです。
その後周辺を探しましたが発見できず…秋の繁殖シーズン後ということもあり、今日こそ巣が見つかるか?!と期待が高まっていました。
斜面の草むらをみんなでかき分け、宝探しのように巣を探します。
…が、残念ながら発見には至りませんでした。
それでも、かやぐるみを使って実際の姿を再現していただいたり、エノコログサに食痕がないか探したり、好みそうな場所はどこだろうと考えたり…私たちの隣で暮らしているはずのカヤネズミに思いを馳せながらのワクワクする1日でした。

参加した高校生の感想を一部紹介させていただきます。
・今日の研修でカヤセンサーがついたと思うので、これを使ってカヤネズミを探したいと思います!
・特に面白かったのは、ハツカネズミとカヤネズミの違いです。生きていく環境に合わせた進化を、耳の大きさから知ることができ、不思議で面白かったです。
・最初は「こんなかわいいネズミがいるんだー」くらいの感じでしたが、研修後は、実物のカヤネズミ・巣を自分の手で見つけてみたいという思いが強くなりました。
・カヤネズミの生態やススキとオギの見分け方など、たくさんのことを教えていただきました。発見の報告ができるよう頑張ります!

この研修をきっかけに、皆がカヤニストとしての一歩を踏み出せたと感じています。
最後になりましたが、畠先生はじめ、一緒に研修に参加してくださった皆様に、心よりお礼申し上げます。
小川 めぐみ(おがわ・めぐみ、三重県在住)

第73弾「研修会(神奈川)初参加の感想」

  • 2024年9月24日(火) 19:02 JST
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リレーエッセイ 2024年9月15、16日と二日間、神奈川で開催された研修会に参加しました。ご同行の皆さま、改めてありがとうございました。
カヤネットの幽霊メール会員として2年ほど潜伏いたしまして、実際の活動に参加するのは初めてでした。
棚田や河川敷で本物のカヤネズミの巣を見ることができ、記録方法を教わり、水族館で生きているカヤネズミも拝むことができ、感慨深いです。
注意を受けていたにも関わらず人生初ヒルの洗礼も受け、ご心配をおかけしましたが、応急処置のお陰で無事です。今後は救急セットを携帯します!
遡れば植物好きな祖父母に伴われて歩く道すがら、野の花、樹木の名前を教わったお陰で植物への関心が芽生え、同じ祖母から贈られた青い鳥文庫の「クレヨン王国」シリーズ(福永令三・著)のお陰で生き物全般と人との共生、共存の視点が育まれたかもしれない、ことを思い出す機会ともなりました。
2000年に亡くなった核科学者・高木仁三郎さんの遺言で発足したNPOに仕事で関わり、2012年からは事務局バイトもしています。仕事柄、毎年幅広い分野の市民科学の調査研究報告を聞いたり読んだりしてきましたが、調査する側の立場でフィールドを歩くのは初めてです。市民科学に携わる皆さんが(深刻な課題に取り組みつつも)目をキラキラさせて報告する理由がちょっとわかった気がしました。
これまで楽器の練習や野草摘みに河川敷へ出かけることはありましたが、今回調査したような丈高い藪を見ても、そこへ入っていくという発想はなく、この先はどうなっているのかなと不思議に思っていました。
今後は「やぶこぎ」の絵本も読みましたので、カヤネズミの暮らしを邪魔しない範囲で、河原の豊かな世界を楽しみたいと思います。

山本 恭子(やまもと・きょうこ、東京都在住)

第72弾「秋の桂川観察会」

  • 2024年9月24日(火) 18:44 JST
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リレーエッセイ コロナが落ち着き、自身の初の観察会でした。
お天気にも恵まれ、いざオギの中へ。
畠先生や周りの方々に案内していただき、点々とあるカヤネズミ達の巣を観察する事ができました。
姿は見えずとも、巣をあむ姿や草を噛む姿を想像し、とても愛らしく思いました。
落ちている巣を回収し中身を見てみると、ぎっしり詰まった細かい草やふわふわオギの穂が沢山でてきました。
動物園で飼育担当している際にも、細かく齧られた床材を寝床にしたり、球状巣を作っていました。
本能とは凄いもので、教えられてないにも関わらず野生でも飼育下でも環境があれば同じ行動が現れるんです。
そんなカヤネズミの本能に素晴らしいなあ、と感動しておりました。
住処が刈り取られてしまうという悲しい出来事もありましたが、大きな巣や最近作ったと思われる巣など観察する事ができ生命力を感じました。
今後もカヤネズミ達が健やかに暮らせるような環境作りの貢献に努めたいです。

永田 結香(ながた・ゆうか、千葉県在住)

第71弾「あわてふためく暗い影」

  • 2022年8月12日(金) 21:40 JST
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リレーエッセイ

庭に大きなビワの木が1本あります。屋根よりも高い木が。
今年もたくさんの実がなっています。甘いので、熟すのが楽しみです。
窓から手が届く範囲は取って朝食の果物としていただきます。
それ以外はいじらないでおきます。ビワのファンは私のほかにもいるので。
タイワンリスは毎日そっと来て、味わっているようです。
しばしばカラスも訪問します。こちらはにぎやかに仲間とともに。

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第70弾「ネズミの糞、その主は」

  • 2022年6月15日(水) 11:41 JST
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リレーエッセイ
森の中にある神社の社殿内でネズミの糞がたくさんあるのを見てからずっとその姿を見たいと思っていました。

その場所にセンサーカメラを設置したのが森の生き物を撮影するきっかけでもありました。

夜間に社殿内でコウモリが飛んでいるのを見かけたことがあり、撮影もすることが出来ました。
それからネズミの糞だと思っていたのはコウモリの糞ではないか?と思い、糞尿が多くある位置の真上に向けてセンサーカメラを設置した所、コウモリが写りました。
あるデータ回収の時、清掃された後にまたフンが落ちていたのでこの時期もコウモリが来ているのかと、上を見上げたところコウモリがこちらを聴視していました。(驚)

とりあえず記録ということで手持ちのカメラで撮影します。
ムササビのように逃げる感じが無かったので三脚と別のビデオカメラを取りに戻り撮影。
コウモリはこちらを聴視していたので録画開始後、すぐに退室。
するとコウモリの自然な?姿が撮れたと思います。

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