・夜の森へ
この森にはムササビが居る。そんな感じはしていたものの確証は無く月日が流れていきました。
ある時、夜の森で鳴き声を聞いて「これはもしかして・・・」と帰ってからネット動画で確認してみたところ、やはりムササビの鳴き声でした。疑問は確信に変わりムササビを見たいと思うようになりました。夜の森へムササビを見に・・・と言っても、ただ行ってボーッっとしているだけでほとんどは鼠を迎える箱に設置したセンサーカメラのカードやバッテリー交換に通う日々でした。
あまりはっきりと撮ることは出来ないのですが登場時間に傾向があるような気がしています。
エサを置いているから来てくれるのでしょうが何より鼠が来てくれることが嬉くてたまりません。
以下のような画像が撮れています。ある一週間の様子です。中心の丸い上の物の内径は40mm、鼠が上の物を横に動かして出てきた下の物の内径は50mmです。
・奇妙な鳴き声
そんなある夜から奇妙な鳴き声を聞くようになりました。
「キキィ、キキィ」という何やら鳥のような感じのする鳴き声でした。
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カヤネズミの巣を見る度に、その巧みな技にため息が出ます。
美しさと機能性を備えた芸術品です。季節や用途に合わせて材料を選び、夏は涼しく冬は暖かく、何度でも器用にパッと作ってしまうカヤネズミ母さん。素直にすごいなーと思います。そして、振り返ってみれば、私たち人間もちょっと昔まではそんな風に萱を生活に取り入れていたんですよね。
カヤネズミは湿地のワイズユース(賢明な利用)を気付かせてくれた愛しくも尊敬すべき小さな隣人です。
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この度、カヤネズミ展及びシンポジウムが多摩動物公園で開催されることになりましたが、そこに実はちょっと期待を持ってもいいのかな、と私は思っています。 |
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私は滋賀県に引っ越してきて3年目になります。滋賀県は、昔からの風習(祭りや神事など)が現在も残っているとても興味深い県です。食べ物も暮らしも歴史も独特のものがあり、生き物では琵琶湖固有種の魚類や貝類、水草、プランクトン…多様な生物を見ることができます。
滋賀県でのカヤネズミ探しは、琵琶湖博物館の前の空き地から始まりました。道路に四方を囲まれた空地にオギとヨシが混生しています。「こんなところにはさすがにいないだろうな…」と思いましたが、なんとなく気になったので入ってみるとチガヤの巣を見つけました。久しぶりにカヤセンサーが反応したのを覚えています。
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大山町の3ヶ所の中学校と、町立図書館で「カヤネズミの本」を置いていただけることになりました。
2年前に休耕田で刈り取られていた球巣を大事に家に置いていたので、それと本を持って出かけました。
みなさん、「ネズミはみんな害虫と思っていた」ということでした。
無理もありません、私だってカヤネズミネットワークや畠さんに出会うまでは同じでした。
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