セトウチサンショウウオは体長約10㎝の小型サンショウウオの仲間で、以前はカスミサンショウウオと呼ばれていました。しかし2019年に発表された論文で9種に再分類され、カスミサンショウウオと呼べるのは九州(対馬、壱岐、福江島を含む)に分布するものだけになりました。当地のものはセトウチサンショウウオ(以下、セトウチ)と呼ばれます。休耕田4枚に水を張っていると、当地でもセトウチが産卵していることに気づきました。幼生は毎年4㎝くらいまでは成長しますが、その後は水が干上がって死んでしまったり、天敵に食べられたり、行方がわからなくなったりで変態まで見届けることができませんでした。それで、今年初めてセトウチを飼育することにしました。 (注)セトウチサンショウウオは岡山県の絶滅危惧Ⅰ類です。そのため、今回の採取・飼育はセトウチサンショウウオの保護の 目的で行っているものです。 |
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