みなさま、こんにちは。動物の「かわいさ」と「おもしろさ」をテーマに仕事をしている写真家の松原です。カヤネットに参加したのは二年半ほど前のことになるでしょうか。
入会のきっかけは、カヤネットの皆様ならご存知かと思いますが、カヤネズミの飼育個体を「野生風」に撮影した一連の写真です。私はこの記事を見た時に、特に何の疑問も持たず単に「こりゃーかわいいなあ」とtwtterでつぶやいたわけです。
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9月21日(土)にあざおね社中のフィールドである神奈川県相模原市緑区の青根で「モニタリングサイト1000里地調査(モニ1000里地調査)のカヤネズミ調査講習会」が開催されました。
モニ1000里地調査の関東の新規一般サイトでカヤネズミを調査するのはあざおね社中だけなので、モニ1000里地調査事務局の日本自然保護協会が調査講習会を青根で開催してくれました。
(左)調査講習会の様子 (右)ススキにつくられたカヤネズミの巣
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それは、全くの当て外れでした。
私の所属する、京都自然教室の第329回自然観察会は、『河原の生き物を観察しよう!』と題して、9月29日に京都市隣の亀岡市の保津川河原で行う計画でした。
ちょうどこの保津川河原は、ここから始まる京都・嵐山までの保津川下りの乗船場所。
川下りの人々に手を振りながら、広い河原で網を持った子供達が虫捕りに走り回り、土手のアライグマやヌートリアの巣穴観察をする予定だったのです。
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図1右上の丸い白い建物が佐賀県立宇宙科学館、そこから歩いて15分ほどの所に、私が調査しているカヤネズミたちの営巣地があります。両側を照葉樹(自然林)・人工林混在の山に囲まれた谷間に広がる、猫の額ほどのせまい耕作放棄地です。
稜線を超えると、山の南側には採石場が大きく広がっています。昼間に調査していると、発破で山が崩される地震のような揺れや、石を運ぶベルトコンベアやショベルカー・トラックの音が、山の反対側の耕作放棄地にもけっこう大きく伝わってきます。
図1. GoogleEarthで見るカヤネズミ調査区
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今年も江掘り(水路掃除)のための草刈りの時期がきました。
中池見の草刈りは、昔、ここで田んぼをしていたおじちゃんたち(今は、中池見ねっとのスタッフです)がしてくれるようになり、散策しやすくなったととても喜ばれています。
ただ、カヤネズミが大好きな私としては、水路周辺の草刈りと聞くと、ちょっと憂鬱。なぜなら、中池見のカヤネズミたちは、広い湿地の中で、時にこの水路を渡りながら移動する必要があり、きれいに草刈りされてしまうと水路を渡ることはできません。でも、散策路でもある水路沿いの道や、江掘りのためには水路脇も草刈りしないわけにはいきません。そこで、カヤネットのMLで相談すると、ところどころ刈り残してみたら?とのアドバイスをいただきました。
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