府準絶滅危惧種カヤネズミの営巣地、国交省が誤って刈り取る 工事利用で
(京都新聞2021年10月14日)
一帯は、桂川でも数少ないまとまったカヤネズミの生息地で、プロジェクト未来遺産に選ばれたほか、モニタリングサイト1000里地調査のカヤネズミ調査サイトにもなっています。国交省にはそうしたことも含めて情報提供をしてきましたので、今回のことはとても残念に思います。
記事にあるとおり、今後工事を進める際には、カヤネズミへの配慮について事前に相談していただけるとのことでしたので、その折にはできる限り協力していきたいと思います。
「カヤネズミがすむカヤ原復活プロジェクト2021」 カヤネズミのすむオギ原を歩いて秋を楽しもう! 日時:2021年10月16日(土)10時~12時 *雨天の場合は10月17日(日)に延期 場所:桂川河川敷(京都市伏見区) 内容:オギ原とカヤネズミの巣の観察 参加費:200円(保険料、資料代) 募集定員:15名 申込み方法:氏名(同行者ありの場合は、全員の氏名)、電話番号(携帯番号)を明記の上、カヤネット事務局まで、メールで申込み下さい(E-mail: info@kayanet-japan.com) 持ち物:動きやすい服装(長袖・長ズボン)、長靴、軍手、帽子、タオル、飲料水 |
木の位置を記録しながら、林の中を歩いていました。足元の草むらに茶色の塊があるのに気がつきます。もうちょっとで靴の下敷きにしてしまうところでした。それほど近かったのです。よくわからないので、しゃがんで見てみると、耳があって、鼻もあって、白い斑点があって……。 | |
バンビ! 子ジカが丸まっていたのです。死んでいるのかと思いました。でも、体は動いています。ちゃんと息をしているようでした。薄目でぼんやりこちらを見ています。鹿の子模様がきれいです。 どこからか母ジカが心配そうにこちらをうかがっているかもしれません。体当たりしてきたら、それこそ一大事です。思わずあたりを見渡してしまいました。 いる気配はありません。 驚かしてはいけないので、写真を何枚か撮って、その場を離れました。すこし遠くからでは、もうどこかさえわかりません。保護色で完全に溶けこんでいます。 知らぬ間に踏んでしまっても、おかしくなかったほどに。 佐久間 保彦(さくま・やすひこ、神奈川県在住) |
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補足 山梨県山中湖村の林で起きた出来事について書きました。写真もご紹介します。雰囲気を味わっていただけるとうれしいです。 |
佼成出版社の月刊誌『やくしん』9月号に、本会代表畠佐代子さんのインタビュー記事が掲載されました。 Yakushin MONDO(やくしん問答)ー「わたしたちの身近で野生動物が懸命に生きています」 |
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6月12日(土)京都府立木津川運動公園・城陽五里五里の丘2021年度第2回「カヤネズミを守ろう」は京都府の新型コロナ緊急事態宣言下のため、中止になりました。 しかし、草刈などの整備が必要なため、一部有志と公園の若いボランティアの方々と、畠先生指導の下、整備を行いました。 次は9月23日(木・祝)です。複数参加の方には、素晴らしい記念品が進呈されますので、ぜひご参加下さい。 →イベント詳細・申込(城陽ごりごりの丘) |
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