本会代表の畠佐代子さんの著書「すぐそこに、カヤネズミ 身近にくらす野生動物を守る方法」(くもん出版)が第63回産経児童出版文化賞の産経新聞社賞を受賞し、6月2日に明治記念館で顕彰されました。
同賞は、「次世代を担う子どもたちによい本を与えよう」という目的で、1954年に制定されました。
秋篠宮妃紀子さまのお言葉より。
『すぐそこに、カヤネズミ』は、絶滅が危惧されているカヤネズミやその巣を研究してきた作者が、やさしく語りかける本です。カヤネズミが住み続けることが できる環境を守るために、周りの人々がつながり合えるよう努力する中で、作者が感じた苦労や喜びが感じられます。この本は、草地などの身近な自然環境と私 たちの暮らしとに目を向ける、よい機会になることでしょう。
みなさんぜひ、読んでみて下さい。
秋篠宮妃紀子さま、産経児童出版文化賞贈賞式にご出席(FNN2016.6.2)
第63回産経児童出版文化賞「優れた本は大切な心の糧」秋篠宮妃紀子さまお言葉全文(産経新聞2016.6.3)
第63回産経児童出版文化賞産経新聞社賞『すぐそこに、カヤネズミ』(産経新聞2016.5.5)
![]() 陸ガニ(ベンケイガニ) |
かつて全国で、海岸部の埋め立てや道路工事、森林整備などにより、貴重な動植物の消滅や生息環境の改変が行われてきました。特に、越冬場所と繁殖場所を分けている渡り鳥や普段の生活場所と繁殖場所を分けているアカガエル類などのように、生活史の中で複数の場所を必要とする動物は、どこか一つの生活場所が消失しても致命的であるため、絶滅が危惧されています。 同様に、大阪湾においても大規模な埋め立てが行われ、自然海岸はほとんど残っておらず、7月下旬~9月中旬の大潮の日に繁殖場所である海岸と巣穴がある海岸林などを行き来する習性を持つ陸ガニヘの影響が懸念されています。特に、陸ガニの中でもアカテガニChiromantes haematocheirは、乾燥に強く陸での生活に適応しており、敵に襲われて木に登る様子や果実や植物、陸に棲む小動物などを食べる様子が観察されるなど、海や川に棲むカニとは異なる特殊な生態を持っています。 |
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6月25日(土)、東京で全国草原再生ネットワーク10周年記念シンポジウムが開催されます。 |
本日付の京都新聞朝刊に、カフェ・ムーレックで開催中の、カヤ原カフェの紹介記事が掲載されました。
カヤネズミのフェルト人形、愛らしく 京都で展示(京都新聞2016. 5. 17.)
カヤ原カフェは、5/22(日)までです(水・木定休、11時~18時)。次回の開催は未定です。
最終日には「茅人たちのカヤ原トーク」が開催されます。まだまだ定員に余裕がありますので、この機会にぜひ足をお運び下さい。
![]() 弥彦山の葦原 |
2008年1月1日の子年新年、日経新聞を何気なく読んでいた私の目に、畠さんのカヤネズミの記事が飛び込んで来ました。それが私とカヤネズミとの最初の出会いでした。 野鳥動画撮影が趣味の私は、この記事の少し前にモズが藪の中でネズミを捕らえた映像を撮っており、ひょっとしたらこれがカヤネズミかも?と興味を持ったのです。 |
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