調査対象地の谷戸 |
恥ずかしながら、私がカヤネズミについて知ったのはつい最近のことでした。昨年の12月、研究室で管理しているビオトープ内で球巣を確認したことがきっかけでした。ビオトープは大学のキャンパス裏手に位置するのですが、身近な場所に哺乳類が、しかも草の上で生活するネズミがいたことに感動したのを覚えています。 このビオトープで球巣が確認できたのは、当ビオトープが市内でも生物多様性の高い谷戸に隣接する形で造られていたからです。谷戸底の乾燥地にはススキやオギ、湿地部にはヨシやオギ等の高茎草本が混在する形で優占しています。こうした環境から現在この谷戸は、市内でも貴重なカヤネズミの生息地となっています。 |
しかし、今後公園化に向けて、現在まとまって残っているカヤ原の一部が失われてしまう可能性があります。私はこの貴重な生息地が失われないよう、保全に向け少しでも力になれればという思いでこの谷戸内での分布調査を始めました。
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第2回全国カヤ・サミットのポスターイラストが、かわいいポストカードになりました。
カヤネズミ、ツバメ、アマガエルが、やさしいタッチで表現されています。
(イラスト制作:いぬいさえこさん)
■ポストカード「草地のいきもの」
■表面マット仕上げ、官製ハガキサイズ
■定価:1枚100円(税込)
→ご注文方法
*収益金は、すべてカヤネズミと生息環境の保全活動に充てさせていただきます。
本日の産経新聞朝刊に、本会代表の畠さんらによる、田んぼのカヤネズミの食性分析の記事が掲載されました。
「害獣」は濡れ衣だった! 日本最小のカヤネズミ、実はイネをほとんど食べず 滋賀県立大の調査で判明(産経新聞2016. 7. 30.)→記事を読む
本会代表の畠佐代子さんのインタビューが、本日夕方のNHK総合「ひこね発630」(滋賀県域)で放送されます。
放送日時:7月21日(木)18時30分~19時 *このうち約1分半
田んぼのカヤネズミの食性分析の成果の紹介やカヤネズミの現状などが紹介されます。
第2回全国カヤ・サミット-カヤネズミ好きの市民・研究者・動物園・博物館があつまったら、なにできる? |
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